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現在、慢性腎不全と肥大型心筋症という、進行性の病気と頑張って闘うおこわですが
どちらも進行性で、治る病気ではありません。
出来る事は、進行を遅らせて少しでも気分良く、1日でも長く元気に生きてくれるように、お薬や点滴などで治療する事です。
毎日私に無理やりお口をパッカーンされて薬を飲まされ、2~3日に1度チュールでごまかされながら背中にチクッと針を刺されて皮下輸液をされるおこわですが
本当に良く頑張ってくれています。
今回は、そんなおこわの日々の頑張りと、投薬や皮下輸液のストレスを最小限にするためのアイデアなどを参考までにお伝えしたいと思います。
そして、同じ病気と闘うおネコ様たちとその家来の皆様がおネコ様たちが気分よく元気に長生きしていける為に出来る事を一緒に考えて行けたらと思います。
目次 非表示
慢性腎不全・肥大型心筋症それぞれの発症経緯
おこわ、ある日突然ご飯を徹底拒否
おこわが7歳になって数か月経ったある年始。
吐き戻しするくらいガツガツご飯を食べるおこわが、夕飯を全然口にしない。
これは一大事。お空組の桃を亡くした時の経緯から、そらとおこわに関しては少しでも異常がある時はすぐに病院へ連れて行くようにしている。
桃がお空へ旅立ってしまった時の経緯は、とても長い話なのでまた今度・・・
とはいえ、やたらに病院へ連れて行くのもおネコ様にとってはストレスになる。
たまたま食欲がないのかもしれないから、翌日私が仕事から帰宅するまでの間もご飯を食べない様なら病院へ連れて行く事に。
ばあやに日中様子を見てもらったけど、やっぱり全然食べない。
帰宅後病院へ。
多分、状況的に獣医さんはまず急性腎不全とかを疑うんだと思う。まずは血液検査。小さい病院なので簡易検査にはなるけど、腎臓の数値を確認。
なんと、腎臓病ステージ4に該当する数値だった。
すぐに皮下輸液をし、同時にステロイドを打つ。
私は現実についていけなくて何となくふわふわした状態。
腎臓病ステージ4て何?つーか腎臓病ってどうなるの?この時は知識が全然なかったので何が何だかわからなかった。
3日後にもう一度皮下輸液をしに行って、その際にもう一度採血をして提携先の大きい病院で詳しく検査をしてもらうという流れになって、その日は帰宅。
おこわは特に具合が悪そうなわけではなく、輸液とステロイドの効果で帰宅後すぐにご飯をいつも通り食べ始めた。
ただ、私はこのステロイドが怖い。
お空組がかかっていたとあるヤブ医者(その当時はヤブだと気付かなかった)は、今思えばステロイドを打つ以外何もしてくれなかった。
結果、桃は治療が間に合わずお空へ旅立ってしまった。
だからやたらにステロイドを説明なしに打つ獣医さんは信用できなくなってしまった。
翌日以降は、あの日は何だったんだろうと思うくらいいつも通りなおこわさん。
でも、腎臓病について調べた私は、顔面蒼白になる。
どうしよう・・・ステージ4ってもう残された時間があまりないってこと?
ステロイド効果でモリモリ食べるおこわを眺めながら、私が全くご飯を食べれなくなる😥
毎日ビールというカロリーが少し備わった炭酸を数本飲む事しか出来ず、げっそりしていく私。
とにかく、検査結果が大丈夫でありますように!神様!おこわをお守りください!
藁にもすがる思いで、毎年お札とお守りを頂いている神社でサラリーマンの1ヶ月のお小遣いくらいの大金を納めて御祈願をしに行き、とにかく検査結果を待った。
検査結果
2度目の採血をして約2週間後、検査結果を聞きに仕事帰り病院へ。
その頃には腎不全について色々調べ、ネットの情報に振り回されてゾンビのような私。
さあ・・・これから腎不全と向き合っていかなくては。
何を言われても、とにかくおこわが幸せでいられるように全身全霊でお世話しよう。
覚悟を決めて診察室に案内してもらい、結果を聞く。
先生はちょっともじもじしながら、でも嬉しそうに言った。
ほぼ正常値に戻ってますよ!
ん???
どういう事なんだ?
いまいち状況を把握できていない私。
するてぇと???
パニックを起こしなぜか江戸っ子口調になる。
数値が戻ってます。もう点滴しに来なくても大丈夫ですよ。
先生の説明によると、何かしらの体調不良で腎機能が低下していたけど点滴で回復したということのよう。
とにかく大丈夫という事なので、そのまま帰宅。
家の玄関でばあやを前に、子供の頃以来の嗚咽レベルで号泣し、若干引き気味で棒立ちするばあや。
よかった・・・本当によかった・・・
その後も通常稼働のおこわさんに一安心し、神社にはお礼参りをしに行った。
心雑音の不安
おこわは小さい頃に心雑音を指摘されたことがあります。
心雑音が聞こえる事は時々あるみたいで、何でもない事も多く、体調が悪いとか、呼吸がおかしいとか、他の判断材料も必要になってくるみたいです。
ただ、一度聞こえたら通院の度に慎重に雑音をチェックしてもらった方がいいです。
おこわの場合は小さい頃に通っていた病院で一度心雑音を確認してますが、その後は心雑音を指摘されていないので、たぶん子供のころから心臓に何かあったという事ではないと思います。
腎臓の件で病院に行ったときに先生から心雑音がすると言われ、気になったので心雑音がする病気を調べてみました。
おネコ様に多い心雑音がする病気は、心筋症です
主に肥大型心筋症と拘束型心筋症があります。
葉山どうぶつ病院HPよりhttps://www.hah.co.jp/specialist/index.html
猫の肥大型心筋症 心臓の筋肉(特に左心室)が内側に肥大化し内腔が狭くなる事で様々な症状を引き起こします。運動したがらない/呼吸困難(肺水腫、胸水貯留)、立てなくなる(血栓塞栓症)など症状の他に、場合によっては突然死(おそらくは不整脈が原因)を起こす事もあります。 猫の拘束型心筋症 心臓は拡張することで血液を引き込み、収縮することでその血液を送り出すポンプの役割をしています。拘束型心筋症では拡張傷害により血液を引き込みにくい状態です。症状としては、肥大型心筋症と同様なものが多く認められます。
おこわは時々くしゃみのような咳のようなものをする時があり、3歳くらいの頃のかかりつけだった動物病院で相談したところ、くしゃみでは?と言われ特に気にしていませんでした。
それがもし咳だとしたら心臓に関係あるかもしれないので、早急に循環器科に精通している先生がいらっしゃる動物病院を探して受診することにしました。
診断結果:肥大型心筋症
レントゲン・エコー・心電図など、一通りの検査を半日預けて行ったところ、肥大型心筋症(閉塞型肥大型心筋症)を発症していることがわかりました。
心拍数も通常より少し早いそうです。
重度ではないのですが、進行性の病気なので進行を出来るだけ遅らせるという治療になります。
心拍数を下げるお薬を飲む事になりました。
心筋症については、とにかく呼吸が荒くなっていないか日々チェック。
咳のようなくしゃみのようなものは、動画を見て頂いたところやっぱり咳でした。
ただ、心筋症の症状として咳が出る事は実はそんなにないそうで、喘息とかアレルギーとかの可能性もあるとの事で様子を見る事に。今のところ数か月に1~2回確認した程度であまり出ていないです。
腎臓の数値が爆上がりした件も相談し、レントゲン検査で腎結石がある事・左の腎臓が右の腎臓より小さい事がわかりました。
この腎結石が原因で数値が上がったのかもしれないそうで、今後もまた腎結石の状態で同じような事があるだろうと。
まずは心筋症の治療をスタート。
とにかく、おこわが辛かったり苦しかったりする事がないようしっかり観察して、様子がおかしい時はすぐに動けるように考えて生活するようにしています。
前半のまとめ
まず心筋症の発覚時についてでした。
もう少し長くなるので、前半としてここまでで一旦投稿させて頂きますね。
心筋症は猫ちゃんにもわんちゃんにも多い病気で、調べれば調べるほど思う事は
先天性の場合が多々あり、猫種によって発症する確率が高い種がいます。
特に質の悪いペットショップからお迎えした子では生まれる時から環境が悪く、生まれながらに疾患がある場合も多い。
おこわは訳あって悪名高いペットショップからお迎えした子です。売れ残ってセール価格を付けられていた子です。
今おこわが戦っている病気が先天性のものかどうかはわからないですが、6ヶ月になるまでに過ごしていた環境は非常に悪く、お迎えした時は6か月なのに3か月くらいの大きさでした。
病気を抱えるかもしれないという不安はお迎えした当初からありましたが、考えて考え抜いてお迎えし、おばあちゃんになるまで良く食べて良く寝て元気に育ってほしいと、ばあやと二人で全身全霊でお世話をし、育てて、現在に至ります。
おかげで甘えっ子の箱入りムスメとして万年家に君臨しているおこわさんです🥰🐾
後編では、今いちばん頑張って闘っている慢性腎不全と、日々の治療について書いていこうと思います。
お読みいただき万年家一同感謝です💚
ありがとうございました🐈🐾