~おこわ、旅立ちまでの5日間~ 慢性腎不全・肥大型心筋症と戦い抜いた猫、おこわの記録

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ご訪問ありがとうございます。

万年課長です。

おこわが虹の橋へ旅立ってからもうすぐ3か月です。

私は・・・

まだその事実を受け入れきれないところもありますが

とにかく毎日お線香をあげて、おこわの位牌とお骨をそっと撫でてから一日を始めます。

状態が悪くなり始めてからあっという間の出来事で

言い出したらきりがないのですが、まだ自分を責めて後悔ばかりしておこわに謝ってばかりの自分がいます。

おこわは、12月に入った頃から、夜はずっとこたつの中で寝るようになり

調子が悪いのかな・・・と思っていたりしましたが

食欲増進作用のあるお薬を飲んで、量は少なめですがご飯を食べてお水もしっかり飲んでいたので、様子を見ている状態でした。

冬はこたつが好きで入っている時間が多かったので、判断が難しいところでした。

こたつの電源を入れたままにするのは乾燥したりして良くないと思い、夜は電源を切って、代わりに湯たんぽを入れておきました。※直接触れると低温やけどが心配なので、直接触れないような工夫をしていました。

ちょっと心配だな・・・と思いながらも、とにかくお薬をしっかり飲んでもらって、皮下輸液をして、お水をたくさん飲んでもらって、貧血の数値はしっかり見てもらって・・・

他に出来る事がなかった。

慢性腎不全は治る病気ではないから、進行を遅らせるしかないんですよね。

そんなもどかしい状況が、時々調子が悪そうなおこわを見ると本当に辛かったです。

おこわの旅立ちは私と母にとっては突然の事でしたが、今思い返してみるともう残された時間が少なかったのかもしれないと思うようなことも少しあって

こんな事になるならもう少しこうしたら良かったとか、ここにもう少し早く気が付く事が出来たら辛い思いをさせなくて済んだのにとか、今になって気付く事があります。

今回は、おこわが旅立つ前、最後の5日間の思い出していきます。

同じ病気と戦う猫ちゃんとお世話係さんたちが、少しでも参考に出来る事があればいいな・・・

みんな、頑張って病気と戦って、1日でも長く元気に過ごして欲しいな・・・

そんな願いも込めて。

クリスマスイブ、最後になってしまったかかりつけ病院への通院

10日から2週間に1回のペースで通院していたおこわ。

貧血の検査と、口の中に出来てしまっている潰瘍の状態チェック、食欲とおトイレ状態の確認がメイン。

腎臓機能の数値は、貧血が悪化するのであまり頻繁に採血しないほうがいいとの事で、

体調や食欲に大きな変化がなければ貧血の検査だけ行うという流れでした。

貧血については良い時もあれば悪い時もある・・・といった感じでしたが、

24日の検査では悪くなっていて、今までの造血剤ではあまり変化が見られなくなってきたので、猫ちゃん専用の造血剤を取り寄せる事になりました。

帰りの車ではいつも通りの「早く出せ」アピールも通常稼働で元気はあります。

帰宅後、キャリーから出ると私の足元でスリスリ。

ご褒美オヤツの催促かなと母と笑いながらキャリーを片付けていると、以前から時々起こるふらつきの症状が突然出ました。

この症状を説明するのはちょっと難しいのですが

簡単に説明するなら、後ろ足から腰にかけてうまく力が入らなくて、後ろ足がフラフラしている状態

同じような症状が出た時の動画です。

腰がフラフラして後ろ足に力が入らなくなっていくのがわかると思います。この動画ではすぐに立て直してますが、だいたいそのまま数歩歩いてから横になってしばらく動けなくなります。

2~3分前までスリスリしていたのにどうしたんだろう・・・

病院で毎回1時間以上待たされるし、往復1時間弱くらいだし、日曜日で道路込んでたし、疲れちゃったのかな・・・

そう思いながら、いつも通り5分ほどで治まってその後は問題なかったのでそのままその日は過ごしました。

翌日もふらつきの症状が出る

翌日・・・

夜中から朝方にかけて数回倒れる。

治まるまでの時間が少し長くなっている気がする。

念のため、仕事は午後から休みを取らせてもらって帰宅。

トイレの後にそのままトイレで倒れて動けなくなる事が数回。

この症状(特にトイレの後に起こる場合)に関しては、心筋症による血液の流れが原因で、トイレをはじめ様々な行動を起こす時に血圧が上がってしまう事により起きているふらつきというのがかかりつけの獣医さんの見解。

症状が治まるようなら様子を見てくださいといつも言われるので様子を見る事にしましたが・・・

かかりつけの病院は

通院距離や待ち時間の問題、

担当の先生がお休みの時の対応に若干不安がある事、

担当の先生が忙しすぎる事、

そして心筋症の事に関しては半年以上エコー検査なども行っていない状態だったので、実はセカンドオピニオンをお願いしようかと思っている病院がありました。

自宅からその病院までは10分程。

2022年に開業したばかりの新しい病院ですが、若手の精鋭が揃っていると評判の病院。

心臓病の研究に力を入れている先生や、猫ちゃんを専門に診てくれる先生もいて、夜間も別途夜間診察料がかかるものの10時まで診察してくれる。夜間診察料も良心的な金額。

かかりつけの病院は、夜8時を過ぎると一切連絡が取れなくなるし、木曜と日曜の午後は休診なので救急扱いで1万円追加で必要。

8時で連絡が取れなくなると、いちばん近い救急病院が開く9時までの間に何かあった時に困る・・・

12月に入った頃からそんな事がぐるぐる頭を駆け巡っていて、ちょうど2週間ほど前に偵察がてらそらの健康診断を新しい病院でお願いして、おこわの話もその時に相談していました。

腎不全に関しても、他に出来る治療や投薬があるならお話を聞きたいと思っていたので・・・

かかりつけの病院に申し訳ない気持ちもあったのですが、もうそんな事言っている場合ではない。

今日様子を見て、良くならないなら新しい病院で心臓もちゃんと診てもらおう。

何より、もし夜間に何かあったらすぐに診てもらおう。

ふらつきは起こるものの、ご飯も食べて動き回ったりも出来ているので、この日は特に病院へは行かず様子を見ました。

3日目、新しい病院へ

3日経ち、ふらつきの症状はどんどん悪化していく。

トイレの後、ご飯の途中、ご飯の後、お水を飲んだ後、少し歩いた後・・・

何か行動を起こした後にはふらつきを起こし、倒れてしばらく動けなくなってしまう。

ご飯を食べているところで失神の症状が出ています。後ろ足に完全に力が入らなくなっているのがわかります。倒れた時のためにブランケットを横に置いていました。

今までは自分の力で横になって少し休み、3分ほどで何事もなかったようにご飯を食べていた。

前日からは長くて5分以上横になった状態になる事が増えてきて、

この日は自力で横になるというよりは失神のように倒れてしまうように。

その後意識はあるものの10分以上動けない。

倒れて頭を打ってしまうかもしれないので、ずっとくっついて倒れた時に支えてあげなくてはならない状態。

これは母一人では負担が大きすぎる。

ひとまず朝出勤して事情を説明し、年末のお休みまで残り4日だったのでそのまま年始まで休ませてもらう事に。

仕事は溜まっているので本当は在宅にしたかったけど、前回おこわが発作を起こしていつ何があってもおかしくない状況だった時に2~3週間在宅で働かせてもらって、また今回もお願いするのは申し訳なくて、有休を使って家で仕事をすることにした。

慢性腎不全の数値悪化!危機を乗り越えたおこわ

かかりつけの病院に連絡しても前回と同じ答えしか返ってこないような気がして、そらの健康診断をお願いした方の新しい病院で診てもらう決断をしました。

肥大型心筋症の影響だとしたら今後の治療は変わってくるかもしれないし、今のままの腎臓病メインの治療で大丈夫なのかどうかが知りたかった。

予約が取れたので、帰宅してすぐにおこわを新しい病院に連れて行きました。

腎不全については前回そらの健康診断時に血液検査の数値を見て頂いていて、数値は先生も確認済み。

ふらつきの動画を見て頂いて、何かしらの動きに伴って起こる神経疾患による失神なのではないかとの事でしたが、原因は特定できず。

9月に何度か起きた発作の動画も見てもらいました。

やはり脳の異常による発作のように見えるけど、検査をしないとはっきりした原因はわからない事と、MRIによる脳の検査は全身麻酔をしなくてはならないので今のおこわにはリスクが高すぎるという事を言われました。

かかりつけの方の先生も9月の時点で同じ意見でした。

心筋症の悪化で増えているのかどうかだけは調べてもらいたくて、極力おこわの体力に負担がかからない状態で出来る検査をしてもらいました。

心筋症が悪化しているわけではありませんでした。

そうなると更に原因の特定が難しいけど、これ以上の検査はおこわの体力や腎不全の状態を考えると難しい。

今後の治療方針をどうするのか・病院を本当に新しく変えるのか

造血剤が入荷したらかかりつけの病院から連絡が来ることになっていたので、

その際にかかりつけの先生の話を聞いて、もし病院を変えるのならまた連絡するという事にしてひとまず帰宅しました。

その日の夜、脳の異常が原因ではないかと言われた発作がまた出てしまいました。

発作の症状としては、失禁・口呼吸・よだれ・瞳孔が開いている状態。

と前回言われた時と全く同じ症状でした。

9月の発作の動画を貼ります。発作なのでショッキングな動画です。苦手な方や見ると辛いと思う方はご覧にならないでください。

皆さんのおうちの猫ちゃんにもし同じような症状が出て、どういう発作なのか、何が原因なのか、獣医さんにどう説明したらいいのかわからないという時にお役に立てばと思い、私自身も見るのがとても辛い動画ですがあえて貼らせて頂きます。

最初に発作を見た時は自分の心臓が止まるかと思うくらいショックでしたが、2回目に発作が出た時に獣医さんに症状をしっかり見てもらう為に必死で震える手を押さえながらこの動画を撮影しました。

発作止めのお薬で治まるので、その日はお薬を飲んでもらって様子を見ました。

4日目・肉球の血色が悪く再度病院へ

翌日

早朝に一度会社へ行って、書類の整理やその場で必要な処理を済ませてから帰宅。

貧血が進んでいるんだと思った。とりあえずかかりつけの病院へ連絡してみましたが、

病院の改装に伴う臨時休業・・・

救急時の連絡先はわかるけど、造血剤が入荷した連絡もまだ来てないし、担当の先生がいないかもしれないし、いてもきっと今回こそは覚悟をと言われそうな気がしたのと

その答えを聞くためだけに、片道30分近くかけて移動してただでさえ発作や失神で辛いおこわに負担をかけて、救急診療代を1万円も払う事に意味があるのか・・・

新しい病院もかかりつけの病院も診断はほぼ同じだったし、新しい方の病院では今後のおこわの治療やケアについても私の思いと希望をじっくり話を聞いてくれた。

前日の時点で8割くらいは心が決まっていたけど、かかりつけがこの時点で臨時休業だったことが最終決断になり、開いている方の新しい病院へ連絡しました。

発作の事、肉球の事を伝えると、すぐに連れてきて欲しいとのことで急いで病院へ。

病院に到着した頃には失神後の動けない状態から回復し、いつも通りの「早く出して」アピールが出来る状態。

すぐに酸素室に入れてもらって、少しして先生と面談。

酸素室に入ってしばらくすると、肉球はピンク色に戻ってきました。

貧血が進んでいて猫用の造血剤を取り寄せしている最中だというお話をしたところ、在庫があるとの事で造血剤を打ってもらう事にしました。

今帰宅してまた病状が悪くなったらまた連れてこないとならないので、夕方まで預かってもらって様子を見るのはどうかという提案をして頂き、

数時間様子を見てもらったらどんな状況かわかるかもしれないし、先生たちが見ていてくれた方がその時のおこわの状態では安心だったので、

皮下輸液と造血剤、そしておこわの状態を見て大丈夫そうならエコーで心臓の状態の確認をお願いして、夕方迎えに来ることにしました。

夕方お迎えに行き、処置室に呼ばれて行ってみると、ちょうどその時発作を起こしていました。

それまでは酸素室で特に問題なく過ごしていたのですが、帰り支度を始めた時に丁度発作を起こしたみたいでした。

その様子を目の前で見た先生の見解は

尿毒症で脳に毒素が回っているために起こる発作と思われ、嘔吐もあり、人間も頭痛によって吐き気がする時があるのと一緒で、気持ち悪くて吐いてしまっているみたいでした。

その時、尿毒症という言葉をおこわの症状として初めてお医者さんの口から聞きました。

それは、本当の本当に覚悟しなくてはならない症状。

でも、一度復活したおこわを見ていた私には危機感があまりなくて・・・

入院して治療した方がいいと思うけど、一瞬目を離した隙に何が起こるかはわからないし、万が一の事がないと言い切る事も出来ない。と説明がありました。

それはもちろん、理解してます。

万年家2代目のにゃん姫・桃は入院したその日の夜中に病院で亡くなりました。でも、そのことで病院を責める事は出来ないしするつもりもなかった。

最初に診てもらったヤブ医者に見放された桃を、入院させてちゃんと治療しようとしてくれてむしろありがたかった。

生まれて半年で旅立ってしまった桃の分まで、おこわを大切に育てる。おこわをお迎えした時にまず誓った事でした。

何かあるとしても、絶対におうちで。絶対に私の腕の中で。私のぬくもりの中で安心して旅立ってほしい。

それはおこわの腎不全が進行していく中でずっと思っていた事。

だから、迷わず連れて帰る事にした。

まさか最期を看取る事になるとはその時は思っていなかったけど、とにかくおうちに連れて帰らなくてはと思いました。

発作止めを静脈注射するための血管を確保。先生が注射する所を見てやり方を教えてもらい、万が一朝までにまた発作が出たら注射を自分で打つ準備を整えて帰宅。

おこ、ごめん。痛い思いを出来るだけさせないように頑張ってきたけど、少しだけ、今回だけ我慢してね。

今ちょっとだけ我慢してくれたら、また元気になっておうちでのんびりできるはずだから。

マミー、1週間に1回必ず神社でお参りして、おことまだ何年も一緒にいられるようにってお願いしてるから、大丈夫だから。

発作止めで朦朧としているはずなのに、早く出してアピールでキャリーをカキカキするいつも通りのおこわに少し安心して帰宅しました。

おこわと過ごした最後の夜

帰宅後

キャリーから出ると、病院で吐いてしまってお腹がからっぽだったのと

発作止めの食欲増進効果でお腹が空いているらしく、フラフラしながらもすぐにご飯のお皿へ向かうおこわ。

血管を確保した前脚のせいで少し歩きにくそうだけど、一生懸命ご飯のお皿とお水のお皿を行ったり来たりして、一心不乱にご飯を食べてお水を飲んでいました。

きっと大丈夫。こんなにご飯も食べてるしお水も飲んでる。おこわはまだまだ生きたいんだ。

これからは病院も近くなるから移動時間も少なくなるし、まだ何か出来る治療や飲めるお薬があるはず。

金銭的にはもう限界に近いけど、借金してでも、副業をしてでも、何としてもおこわがまだまだ元気に暮らせるように頑張らなくちゃ。前向きに、おこわの為だけに頑張っていこう。

発作が起きても失神が何度起きても動じずに、冷静に。

とにかくおこわが辛い事が出来るだけないように、穏やかに毎日を過ごせるように、全身全霊でお世話をしていく。

そう心に決めて、一生懸命ご飯を食べるおこわを見つめていました。

発作を起こすと失禁してしまうので、おこわの行動範囲内にペットシーツを敷いて、念のためオムツもしました。

失神してしまうタイミングがだいたい把握出来てきたので、後についていって倒れそうになったらブランケットを下に置く。

体が冷えてしまうので、私の横でこたつの布団をかけて寝かせる。

しばらくすると起き上がってストーブの前に移動。この繰り返し。

おこわは布団をかけられるのが嫌いで、ストーブの前に行って温まるのが好き。

布団やブランケットをかけるとすぐ出てしまうので、ストーブをずっとつけておく事にしました。

発作止めを注射しているので多分朝までぐっすり寝ると思うと先生は言ってたけど、寝てもしばらくすると起きてご飯を食べたりお水を飲んだりしていて、ぐっすりは寝ていない様子でした。

大好きなにゃんスプーンに普段通りお薬を混ぜてあげると、いつものようにペロッと完食。

そのあとはこたつの中で横になっていたので、時々様子を見ながらそのまましばらく過ごしました。

旅立ちの時

夜中3時頃、再び発作を起こしました。

発作止めを打とうと準備をしましたが、緊張のあまりお薬をこぼしてしまい、うまく打てる自身がなかったので断念。

元のかかりつけでもらっていた同じ発作止めの錠剤タイプを水に溶かして飲ませました。

その後は動けない様子だったので、ブランケットをかけて私の布団に一緒に寝かせました。

朝5時半を過ぎた頃。

今までに聞いたことのない息づかいで呼吸がおかしい。

何だろう・・・と思いつつ、まずは明日先生に見せなくてはと思い動画を撮影しました。

すぐには治まらなかったので、少し不安になった私はおこわをそっと抱き上げました。

「大丈夫、大丈夫。おこは大丈夫。マミーがそばにいるから大丈夫。すぐに良くなるよ。」

そう言いながら撫でてしばらく様子を見ました。

私は極度の緊張から腹痛を起こしてしまい、一度おこわを寝かせてトイレへ。

戻ってから念のため呼吸を確認しようとお腹のあたりに手を置くと、動きが感じられませんでした。

何度も体を触って確かめましたが、呼吸をしてる感じがしないので慌てて母を起こして母にも確かめてもらいました。

おこわはその時もう呼吸をしていませんでした。

さっきまでの呼吸は、猫が最期の時にする呼吸【チェーンストーク】だったんだと気づきました。

おこわが息を引き取ったのはどの瞬間だったのかはわからないです。

緊張で腹痛を起こしたダメな母親である私がその場を離れている時だったかもしれない。

その直前、抱き上げて撫でている時だったかもしれない。

まさかそのまま息を引き取るなんて思っていなかった私は、そんなつもりでおこわを抱き上げてはいなかった。

ただただ、苦しいだろうから少しでも私のぬくもりを感じて安心してほしくて抱き上げて撫でていた。

今となっては、私の腕の中にいたその瞬間が最期であった事を願うばかりです。

先生に見せようと思って撮影した呼吸の動画が、おこわの最期の姿になってしまいました。

でも、その呼吸は辛い呼吸ですが、おこわの最期の呼吸を残しておく事が出来るのは良かったような気もします。

辛くて見る事は出来ないけど、おこわが生きた最後の記録だから・・・

そしておこわは、虹の橋へ旅立ってしまいました。

私の天使、おこわへ・・・

あとがき

それでも、毎日私と母に愛されて、元気よく過ごしてくれました。

9月に発作を起こして、獣医さんには「覚悟が必要かもしれない」と言われ

9月の後半からは奇跡的に回復して元気な姿を私と母に見せてくれました。

おこわが亡くなった報告をした時に職場の上司から頂いたメッセージがとても心に響きました。

9月の後半に回復して元気な姿を見せてくれたのは、ママに元気なおこわちゃんを覚えていて欲しかったのでは

私の母も、同じことを思っていたそうです。本当に奇跡的な回復だったので・・・

覚悟が必要と言われてから数日間、最後かもしれないと毎日思って、眠っているおこわの写真を数枚撮ったのですが

その頃のおこわの写真が一番愛しいんです。

発作止めが効いて朦朧として寝ているだけのはずのおこわが、ペットショップの狭くて汚いケージから解放されて温かい部屋で安心して眠っている、お迎えしたばかりの頃のおこわのように見えました。

もしかしたらその頃の気持ちに戻って、元気いっぱいに残りの日々を過ごしたかったのかもしれません。

最後の日も、たくさんご飯とおやつを食べて、お腹いっぱいにして旅立ってくれました。

腎臓病の猫ちゃんの最期は苦しんでしまう事が多いような話を聞いていたので、その時の事を考えると胸が張り裂ける思いでした。

おこわは、決して苦しくなかったとは言えないし、最期の呼吸は苦しそうだったけど、私と母が覚悟していたよりは苦しまずに旅立ってくれました。

それは、私も母も心の準備がまだ出来ていなかったくらいあっという間の出来事でしたが、その分おこわの最期の時の苦しみはとても短かったと思います。

今回この記事を書こうと思ったのは、おこわの最期の5日間を記録しておきたかった事ももちろんですが、

同じ病気で闘病してる猫ちゃんとその家族の皆さんが

病院へ相談するべきタイミングや、発作などの動画がどうしても撮れなくて獣医さんに説明する事が難しい時などに、少しでも参考になって

後悔せずに最後まで猫ちゃんにとっていちばん幸せな形でお世話をしてあげられる環境が作れたらと思ったからです。

もっと早く完成させたかったのですが、一行一行の文章を書けば書くほど涙が溢れてしまい、なかなか先に進まずにとても時間がかかってしまいました。

そして、予想以上に長文の記事になってしまいました😅

まだまだおこわの思い出は尽きないですが、ひとまず旅立ちまでの5日間を記録させて頂きました。

今後も猫ちゃんとお世話係の皆さんの参考になる記事を書いていきたいと思っていますが、

合間に、おこわとの思い出にお付き合いいただけたらおこわもきっと喜ぶと思います✨

お読みいただき万年家一応感謝です💚

発作止めが効いて、ぐっすりではないのですが眠っているおこわです。赤ちゃんみたいですよね🥰

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