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ご訪問ありがとうございます。
万年課長です。
先日、おこわが虹の橋へ旅立った事を報告させて頂きました。
慢性腎不全が末期を迎え、尿毒症による脳の発作が連続で起きてからあっという間の出来事でした。
四十九日から十日ほど過ぎてしまったのですが、
先日近所のお寺様で位牌の開眼供養をして頂きました。
おこわが旅立ってから、
火葬をペットの葬儀社にお願いして
お骨を拾って
連れて帰ってお供え物をして写真を飾って
初七日を迎え
位牌を注文して
初めての月命日を迎え
四十九日を迎え
開眼供養をして頂くまで
そのひとつひとつを進めていく事はおこわがもうこの世にいない事を認めてしまう事なので
躊躇してしまい行うべきタイミングで行う事が出来なかったりもしました
すごい葛藤でした
おこわが旅立ってしまった事を受け入れられない自分と、
受け入れておこわにとって一度きりの法要を心残りのないようにしっかり執り行ってあげたい自分。
この二つの自分が数分おきに入れ替わって、どうしたらいいのかわからなくなる。
そうこうしているうちに四十九日は近付いてきて、でも開眼供養をどこでお願いするかをなかなか決められず・・・
ペットの法要を心を込めて行って下さる寺院がどこにあるのか
お布施が倍になるけどペットのためだけの法要を行ってくれるペット葬儀社にお願いするべきか
はたして葬儀社にお越しになる僧侶様はどのくらい心を込めておこわの事を思って供養をして下さるのか・・・
葬儀社は合同法要で数万円、個別法用でさらに1万円増額と高額なお布施が必要でした。
高ければいいのか、安く済ませる事を最優先するのはどうなのか
色々考えが巡りました。
それでも供養して頂けるのならお布施を渋らずにやれるだけの事をやってあげたかったので、初めは葬儀社にお願いするつもりでした。
ただ、おこわは猫だけど大切な家族。子供がいない私にとっては自分が産んだ子も同然です。
人間と同じ様に寺院でおこわの為だけにお経をあげて頂く事が私にとって重要だったので、なかなか葬儀社に決められず結局四十九日を過ぎてしまいました。
最終的に近所の寺院でペット供養を行ってらっしゃる事を知り、問い合わせたところ個別でご対応頂けるとのことだったのでそちらのお寺様にお願いしました。
お布施は葬儀社の半分の額でした。
お布施の額については有難い額ではありましたが、
そこはどうでも良くて、おこわの為だけにお経をあげて頂けるかどうかが私の中では問題でした。
実際、今回の寺院にお願いして良かったと思っています。
大変立派な祭壇におこわの写真と位牌をあげて頂いて、とても優しそうで穏やかな雰囲気のご住職様がおこわの為だけにお経をあげてくださいました。
何となくその日は肩の力が抜けたというか
これでおこわが無事に虹の橋のたもとに辿り着けただろうという安堵感を少し感じました。
おこわが旅立ってしまってから、おこわは一度だけ夢に出てきてくれましたが、この日また夢に出てきてくれました。
その夢ではおこわは夢の中でも亡くなってしまうので、悲しい夢ではあったのですが、
きっとお経をあげて頂いて、
「マミー、おこは仏様になってマミーのそばにいるから大丈夫だよ」
って言われているような気がしました。
正直、この悲しみが癒える日はいつになるのか全く見当がつかないし
今記事を書いていても涙が溢れますが、
おこわが安心して虹の橋のたもとで私を待つことが出来るように前を向かなくては
と思う事が出来るようになってきた気がします。
前置きが長くなりましたが
おこわが旅立ってしまってから四十九日を迎えるまでの間に私が執り行ってきた供養についてや
【ペット供養】についてなどを今回は書いていこうと思います。
目次 非表示
火葬をしてくれる斎場や葬儀社
最近ではペットを手厚く葬って下さる斎場が増えてきて、ペット専門の葬儀社も増えてきています。
市営の斎場や火葬場の中には、ペットを「家族」として火葬してくれる施設もあります。
いざという時に、焦らずじっくり、残された私たち家族にとって最善の選択が出来る様に、私が今回おこわを送り出すにあたって調べた事をお伝え出来たらと思います。
市営の斎場・火葬場
各市町村のホームページなどに市営斎場や火葬場についての情報が掲載されています。
例えば、万年家は横浜在住なのですが、
横浜市には、1か所ではありますが市営のペット斎場があります。
個別火葬と合同火葬を選択する事が出来て、それぞれの料金が設定されています。
個別火葬は、骨壺に入れて返骨してもらえます。
合同火葬は返骨出来ません。
合同火葬の場合は、別途料金が必要ですが引取に来てもらう事も出来ます。
その他、神奈川県内で返骨してくれる市町村は
- 横須賀市
- 藤沢市
になります。
県外では
- 埼玉県さいたま市
- 千葉県野田市
- 宮城県仙台市
- 大阪府高槻市
- 岡山県岡山市
などが返骨可能です。
返骨可能・返骨のみの場合、手数料に骨壺の代金が含まれている場合と骨壺を持参する場合があるので、各市町村ホームページなどで事前に必ず確認してください。
万年家は、ベルと桃が旅立った時に横須賀市に住んでいたので、市営の火葬場で火葬してもらってお骨は連れて帰りました。
お骨は専用の容器に入れてくれますが、骨壺ではないので骨壺はこちらで用意が必要です。
ベルと桃は10年以上前に旅立っているので、その当時の私たち家族には
市営の火葬場へ
という選択しか思い浮かばなかったのですが、今思えば民間のペット専門葬儀社へお願いした方が良かったのかな・・・と思ったりもします。
今回何か所か調べてみて、市営の火葬場は「焼却」として扱っている所も多いと感じました。
「焼却」って、意味を調べると【焼き捨てる】って意味なんですよね・・・
ただ、最近はペットブームでペットに対する考え方が変わってきているので、各市町村でもペットに対する様々な取り組みをしている所が多いです。
返骨してもらえる市町村のように、ペットの斎場が設けられている所もあります。
その場での法要は別として、「焼却する」という形ではなく「弔う」という形で受け付けてくれるので、その後の法要や供養に関しては家族が納得する最善の方法で行い、火葬は市町村にお願いするという形もいいのかなと感じました。
民間のペット専門葬儀社
ペットを家族に迎える家庭が増えている事で需要が増えているペット葬儀社。
私の職場近くにもペット専門の葬儀社があります。
桃が旅立った時に、骨壺とカバーを買いに行って、その存在を初めて知りました。
そらを実家でお迎えし、私が約9年前に住んでいたアパートでおこわをお迎えし、
いつかこの子達を送り出す時はここの葬儀社にお願いするんだろうな・・・と、前を通る時にふと思ったりしていました。
おこわの葬儀は結局その葬儀社へお願いしました。
ペット葬儀社での葬儀
おこわが旅立った時、すぐにおこわを火葬するかどうか悩みました。
旅立って少しの間は、まだふわふわの体を抱き締める事が出来たし、ずっとそのままでいてほしいと思うと何もしたくないんです。
だけど、おこわの体がどんどん冷たくなっていくのを抱き締めながら感じて、いよいよ保冷剤で体を冷やさなくてはならないと思った時、冷たくなったおこわを見るのが辛くなりました。
ベルの時に経験しましたが、火葬するまで保冷剤やドライアイスで遺体を冷やしている間に、お口から体液が少し流れてしまう時があります。
脱脂綿などをお口に詰めたり、時々拭き取ったりして過ごしましたが、
この子の魂はもうこの体の中にはいないんだな・・・と実感する出来事で、とても悲しかった記憶があります。
愛するわが子の肉体が変化していくところを目の当たりにするのはとても辛いです。
旅立ってもなお眠っているかのようなかわいい横顔が変わっていってしまうのを見るのが辛くて、おこわの為にも、私自身の為にも、安らかな表情でいてくれる間に荼毘に付させてあげなくてはと思いました。
だから、おこわのふわふわの毛と、冷たくなってもぷにぷにのかわいい肉球と、小さな耳と、愛しいおこわの体とまだずっと一緒にいたかったけど、翌日の午後には火葬してもらう事にしました。
私がお願いした葬儀社はペット専門の葬儀社で、火葬の設備や葬儀を執り行う設備も整っています。
どの葬儀社もプランはほとんど同じで、合同火葬・個別火葬・立会い個別火葬のプランがメインです。
合同火葬の場合、お骨を連れて帰る事は出来ませんが敷地内の合同墓地や提携している墓地などに埋葬してもらえます。
個別火葬の場合、お骨を連れて帰る事が出来ます。
立会いして家族がお骨上げを出来るプランと、お骨上げは葬儀社の方にお任せするプランなどがあり、骨壺やカバーはセットになっているかその場で選んで購入する事が出来る場合が多いです。
葬儀社にもよりますが、私が今回お願いした葬儀社では、火葬前に僧侶にお願いしてお経をあげて頂いたり、告別式を行う事も出来ます。
私はそこまで考えられなくて葬儀社では立会い火葬のみ行い、母と二人でお骨上げをしました。
お骨はそのあと【パウダー加工】をお願いして、小さな骨壺に入れて連れて帰りました。
お庭や海などに散骨する時や、小さな骨壺に収めたい時などは【パウダー加工】をしてお骨を粉状にしてもらえる葬儀社もあります。※別途料金がかかります
自宅訪問型葬儀社での葬儀
最近では自宅訪問葬儀社も増えてきていて、近くに葬儀社や斎場などがない場合や、時期的にあまり長い間ご遺体を安置しておけないなどの心配事がある場合、自宅まで来てもらえるので安心です。
火葬してもらえる所を探して、空きを確認して・・・となると数日かかる場合もあるので、早急に対応してくれる葬儀社があると助かります。
ペット専門の葬儀社や、自宅訪問型の葬儀社などが増えてきたおかげで、お別れまでの時間を選択する事も出来ます。
葬儀社がお近くにあれば、事前にドライアイスを購入したり、お別れまでの間に寝かせてあげられるかわいい籠や棺などを事前に購入出来る場合もあります。
様々な自宅訪問型のペット葬儀社があり、24時間365日受付出来て、最短で当日のご葬儀も可能な葬儀社が多いです。
葬儀のプランは以下がメインです。
- お迎えに来てもらって合同火葬。その後霊園にて供養して頂く(お骨は霊園におさめられます)
- 専用車にて火葬後、お骨を届けてもらう
- 専用車にて火葬後、家族でお骨上げを行いお骨を引き取る
私はたまたま近くに民間の葬儀社があったので良かったのですが、お近くに市営の火葬場や民間の葬儀社がない場合、途方に暮れてしまうと思います。
ただでさえ大切な家族の旅立ちでショックを受けているのに、その先の事でどうするべきか見当もつかない状態になってしまうのはとても辛いと思うんです・・・
もし途方に暮れてしまったら、自宅訪問型の葬儀社の事を思い出して問合せしてみてください。
位牌について
ペット用の位牌
おこわの位牌を作りました。
ペットちゃんに位牌を作る事が一般的なのかどうかはわかりませんが、
私にとっておこわは大切な一人娘。
私の娘として私が納得のいく供養をしたいと思い、位牌を作る事にしました。
ベルと桃が旅立った頃、位牌を作るという考えは私たち家族にはありませんでした。
とにかくお骨は自宅に連れて帰り、ずっと共に過ごし、母がお墓に入る時一緒にお墓に入れてあげる・・・
そこまでしか思いつかなかった。
まだガラケーが主流でパソコンがなければそこまで情報も知る事が出来なくて、ペット用の位牌が作れるなんて知らなかった時代でした。
今回おこわの位牌を作ったので、ベルと桃の分も近いうちに作ろうと思っています。
おこわの位牌は、こちらと同じタイプの物を作成して頂きました。
裏にも文字を入れて頂けるので、おこわへのメッセージを入れました。
クリスタルで写真をプリントできるタイプのものや、写真を入れられるタイプのものなど、たくさんの種類があります。
写真をプリントできるタイプとぎりぎりまで悩んだのですが、写真を1枚に決める事が出来なくてこちらにしました。
写真は、たくさん入れられるフレームを購入してベルと桃とおこわの3にゃん分飾っています。
ディアペットさんという、ペット用の仏壇や仏具などの専門店で購入したのですが、
注文に関するメールや商品に添えられたメッセージなどの一つ一つが、家族を見送った私たちの心に寄り添ってくれている気づかいを感じるものでした。
お線香やロウソクも、ペット用の小さい香炉やロウソク立てに合わせた短いタイプがあり、温かみのあるかわいらしいものばかりで気に入っています。
ベル・桃・おこわもきっと喜んでいると思う。
位牌は完成までに1~2週間かかるタイプもあるので、四十九日に開眼供養をして仏壇などにあげる場合は余裕を持って作ったほうがいいと思います。
四十九日までってあっという間で・・・
位牌をどうするかなんてなかなか考えられなかったので、うちはギリギリ四十九日に間に合う感じになってしまいました。
本当は四十九日に開眼供養をしたかったのですが、開眼供養についても色々考えて悩んでいるうちに結局四十九日には出来なくて・・・
四十九日に必ずやらなくてはいけないという訳ではないみたいですが、自分の気持ちとしてはちゃんと当日にやってあげたかった。
その事もあったので今回この記事を書いてます。
情報が1か所にまとまっていれば、どんな形でご供養をすればいいのか考える時間が少しは持てるかもしれないので、
皆さんが愛するペットちゃん達のご供養で悔いの残らないように少しでもお役に立てればと思っています。
ペット用位牌の開眼供養
開眼供養(カイゲンクヨウ)とは
開眼供養とは、簡単に説明すると
お墓・仏壇・位牌などに仏様の魂を入れ込む供養の事です。
魂を入れる事で、ただの【物】から仏様の魂が入った【お墓・仏壇・位牌】になるそうです。
時期に決まりはありませんが、四十九日や一周忌などの法要の際に行うのが一般的です。
人間の場合は、お付き合いのある寺院の僧侶にお願いしたり、墓地などに相談して僧侶を紹介して頂いたりします。
ペット霊園や斎場などで出来る位牌の開眼供養
ペット霊園やペット斎場の中には法要を行っている所もあるので、開眼供養をお願い出来る場合もありますし、開眼供養ではありませんが位牌を持ち込んでお経をあげて頂く事が出来る場合もあります。
おこわの葬儀をお願いした斎場では、開眼供養ではないのですが月に1回個別法要を行っていて、予約してお願いする事が出来ます。
お布施はだいたい20,000円~30,000円くらいの所が多いです。
おこわの位牌を作って頂いたディアペットさんでは、位牌を注文した場合、開眼供養開催日程に合わせて開眼供養して頂いてから送ってもらう事も出来ます。
毎月1回開眼供養を開催していて、オンラインもあるみたいなので良かったらホームページなどチェックしてみてください。
寺院での開眼供養
寺院でもペット供養をお願いできる所が増えてきています。
私は近隣の寺院でペット供養が出来る所を調べて、同じ町内にある寺院でお願いしました。
最近はメールで問い合わせが出来る寺院もあり、口頭では思うように説明出来ない事もしっかり説明して問合せが出来ます。
ペットの供養をどのような形で行っているかは寺院にもよると思いますが、
私がお願いした寺院では【位牌の開眼供養】として供養して頂けました。
本堂の祭壇に位牌と写真、お供え物、お花などをあげて頂いて、読経、お焼香、最後にご住職が少しお話して下さいました。
時間は20分ほどだったと思います。
お布施は10,000円でした。
私は、寺院にお願いして良かったと思います。
おこわをお迎えしてから8年と10ヶ月
おこわと私たち家族が過ごしてきた地にほど近い寺院で、おこわの為だけに供養して頂けて良かったと思っています。
もし私と同じ様に寺院で供養してあげたいと思ったら、ペット供養が出来る寺院を検索して是非問い合わせてみてください。
四十九日・位牌の開眼供養を終えて
四十九日・開眼供養を終えて、100%の供養をしてあげられたかと言うと、60%くらいなんじゃないかと思います。
事前準備なんてしているわけもなく、これからまだまだ病気と闘って頑張っていこうと思っていた矢先の出来事でした。
きっと皆さん、同じ気持ちだと思います。
愛するペットちゃん達には、いつまでも元気で長生きしてもらいたい。
そう思っていて、ペットちゃん達の終活なんて考えたくないです。
でも、悲しいけど、ちゃんと供養してあげたいとは思うんです。
だから、事前準備は考えられなくても、いざという時にこのブログの事を思い出して参考にして頂けたらと思います。
ペットちゃん達の供養に決まりはないので、ご家族皆さんが納得出来る、後悔のない供養をしてあげるのが一番だと思います。
今もし、ペットちゃんが旅立ってしまってこのブログを見てくださっている方がいらしたら・・・
思い切り悲しんで、泣いてください。
そして、あなたとペットちゃんがいつか虹の橋でまた会える時に、心から幸せな再会が出来るような、心のこもった供養をしてあげてくださいね。
私も
マミーは虹の橋で待っててくれるおこのために頑張ってきたよ!待っててくれてありがとう!
と、胸を張って言えるように、おこわを迎えに行くその日まで、心を込めておこわの供養を続けて行こうと思っています。
お読みいただき、万年家一同感謝です💚
ありがとうございました🐈🐾